脱毛後のシミ【炎症性色素沈着】について詳しく解説

脱毛

 医療脱毛で使用するレーザー脱毛や、サロンの光脱毛における施術は、毛に含まれるメラニン(黒色)にレーザーや光吸収され、発生した熱により毛乳頭(毛を作っている組織)にダメージを与えて、脱毛していきます。
 このため、脱毛施術直後はお肌が炎症を起こしている状態になっており、とても敏感です。

炎症性色素沈着とは?

 炎症性色素沈着は『シミ』の一種になります。
 その名の通り、炎症によって色素沈着を引き起こした肌状態のことを言います。
 通常のシミとの違いは、シミが出来る前に怪我や虫刺され等による炎症状態があれば、通常のシミとは違ってきます。

炎症性色素沈着の特徴

 見た目だけでは判断が難しいため、シミが出来る前に炎症の状態があったかどうかが判断の目安になってきます。
 例を挙げると、転んで擦りむいた箇所に紫外線を浴びてシミが出来てしまった場合は、『炎症性色素沈着』ということが分かります。
 ですが一方で、肌にメラニン色素が増えていくシミはその他にもたくさんあります。

色素沈着の種類

 「色素沈着」にもいくつか種類がございますので、以下にご紹介していきますね。

①老人性色素班

 老人性色素班は、紫外線を浴びやすい顔や手に出やすいシミとなっており、60代以上の方に多いと言われていますが、20代や30代で症状が現れる方もいます。
 また、特徴としては年齢を重ねる程、色が濃くなっていき、シミの部分とそうでない部分の境界線がハッキリしています。
 治療法としては、老人性色素班はレーザー治療により目立たなくする事は可能となっています。

②ソバカス(雀卵斑)

 ソバカスは、女性に多く思春期に目立つという特徴があり、年齢を重ねて30代を超えると次第にソバカスは薄くなっていくのが特徴です。
 また頬や鼻周辺に小さな斑点ができ、遺伝的な関係もある事が分かっています。
 ソバカスの治療法も、レーザー治療により、目立たなくする事ができます。

③肝斑

 特徴としては、女性ホルモンに大きく関係しており、30代以降による見られます。
 紫外線や摩擦などの刺激により、より濃くなるためレーザー治療が難しいとされてきた肝斑ですが、最近はレーザートーニングなどの弱い出力で少しずつ肌のメラニンを排出する事で、肝斑の治療が可能となっています。

④後天性真皮メラノサイトーシス

 特徴として、真皮層に色素沈着が起きる症状で、グレーに紫がかった色をしています。
女性に多く、顔の額や頬、小鼻などに色素沈着ができます。
肌の奥に蓄積したメラニンが原因のため自然に治癒する事は難しいですが、Qスイッチレーザーによる治療で目立たなくする事は可能です。

炎症性色素沈着が起こるのは何故?

 色素沈着の前段階として、必ずお肌に炎症が起きています。
 肌が炎症を起こすという事は、ダメージを受けてしまった肌を修復しようとしているからなのです。
 炎症状態を引き起こすことで、肌に入った雑菌を退治し、死んだ組織を取り除いて新しい肌を作りだしているのです。
 その後、肌が炎症することによって、肌の細胞が活発に活動するため、肌の表皮にいるメラニン細胞(メラノサイト)が刺激され、黒いメラニンを活発に作り出すのです。
 炎症時には、肌は赤みを帯びますが、炎症が治ると炎症時に蓄積した黒いメラニンが目立つようになります。
 これが『炎症性色素沈着』になります。

メラニン細胞は炎症の刺激だけではなく、肌をこする摩擦であったり、紫外線を浴びてしまってもメラニン色素を作り出します。
 脱毛施術直後のお肌は、とても敏感になっていますので、摩擦や紫外線を浴びてしまうと、メラニンを生成してしまい、色素沈着が悪化してしまうのです。

炎症性色素沈着の治療法とは?

 肌に生じている色素沈着は『メラニン細胞』が作り出す黒色のメラニンによるものです。
 そのメラニンは肌表面から透けて見えるので、色素沈着の色によって、ある程度どのくらいの深さかを判断することが出来ます。
 肌の浅い表皮に出来た場合は、【茶色~黒色】です。
 その際に、蓄積したメラニンが多ければ多い程、その色は濃く見えるのです。
 また、表皮よりも下の層の、真皮に色素沈着が出来てしまった場合は【紫褐色】に見えます。
 肌の奥にいけばいくほど、青みがかって見えてきます。

こういった色素沈着の治療法として以下の方法がございます。

①表皮でおこった色素沈着であれば、基本的に自然治癒

 人間の肌は、毎日古い細胞と新しい細胞を入れ替える『ターンオーバー』が行われているのです。
 そのため、炎症によって蓄積されたメラニン細胞も、ターンオーバーの働きにより、徐々に上へ押し上げられていき、最後は垢となって剥がれ落ちていきます。
 ターンオーバーを潤滑に行われるように、充分な睡眠や栄養バランスが取れた食事を摂取し、規則正しい生活習慣を心がけましょう。
 ただし、紫外線を浴びてしまうと、メラニン細胞が再び蓄積されていくので、紫外線を避ける必要性があります。
 また垢となって剥がれ落ちるまでの期間も、年代で違ってきます。そのため、炎症性色素沈着が改善するまでには、数ヶ月程度の期間は必要となります。

②ケミカルピーリング

 ケミカルピーリングとは、薬剤を肌に塗り表皮に働きかけて、古くなった角質を剥がしていく施術になります。
 その施術により、メラニンが蓄積している表皮のターンオーバーを促していきます。(外用薬でも、同じ効果をもたらすとして、ハイドロキノンやトレイチノンが使用される事があります)
 施術間隔の目安は、1ヶ月に一度の回数で行うことで、効果が高くなると言われています。

③レーザートーニング

 一般的なシミ治療では、かえって悪化するタイプの症状に対して、弱い出力のレーザーを照射していきながら、メラニンの排出を促していきます。
 高いパワーのレーザーで照射してしまうと、炎症性色素沈着にかんしては、メラニン細胞を活発化させてしまい、色素沈着が濃くなってしまうのです。
 レーザートーニングでは、低出力で照射するため、炎症性色素沈着に対しても余計な刺激を与える事なく改善する事が可能となりました。

真皮に炎症性色素沈着が起こった場合、自然治癒は難しい

 表皮であればターンオーバーの仕組みで、時間をかけながら薄くなっていきますが。
 炎症によって基底層の膜が破れてしまうと、メラニン細胞が真皮に落ちてしまう事があります。
真皮に落ちてしまうと、ターンオーバーが出来ないため、メラニン細胞が残りシミが長期化してしまう原因になるのです。
 真皮に落ちてしまったメラニン細胞は排除出来ないのかという疑問に対して、答えとしては「方法としては、ある」です。
 真皮には、免疫細胞のマクロファージがおり、真皮のメラニン細胞を食べてくれます。
 メラニン細胞を食べたマクロファージは、リンパ節へと移動し、老廃物として排出される仕組みになります。

※マクロファージとは人間の体の免疫を担っている細胞のことを言います。
 ウィルスなどの病原体が体内へ侵入した際に、炎症反応を起こした時に体に有害な物質を対外に排除する役割をする、重要な役割を担っています。
 他の免疫細胞たちが倒せなかったウィルスや死んだ細胞を食べることで、体を守っています。

炎症性色素沈着の予防方法

  1. 保湿をいつも以上に心がける
  2. 施術直後は肌が敏感なため、紫外線を避ける
  3. 当日は(血行が良くなる事)激しい運動や、入浴、飲酒は行わない
  4. 施術後に、赤み・ひりつき・痒みがある部位には、患部を冷やし炎症どめの軟骨を塗布する
  5.  
     以上4つが重要なポイントになってきます。
     また、この4つの事を行っていても、症状が落ちつかない場合には、クリニックの方へ連絡してみましょう。
     医療脱毛のメリットとして、治療等のアフターケアもしっかり対応してもらえるところです。
    その際に、クリニックによっては再診療だったり、薬代がかかってくる事がありますので、カウンセリング時に聞いておくことも大切です。
     今回の記事を呼んで、『医療脱毛』にご興味おありの方は、是非当院のカウンセリングまでお越し下さいませ。

    この記事の監修情報

VIVACE CLINIC

当院は医療レーザー脱毛専門院です。脱毛に関しての基礎知識をまとめておりますので、現在医療脱毛をお考えの方はご参考ください。

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