アトピー肌でも医療脱毛は施術可能なのか?

脱毛コラム

脱毛とアトピー

アトピー性皮膚炎をお持ちの方の中には、「医療脱毛は受けられないのでは」と心配される方も多くいらっしゃいます。
実際には、皮膚の状態によっては医療脱毛が可能となる場合もあります。
本記事では、アトピー肌の方が医療脱毛を受ける際の注意点やメリットについて詳しくご紹介します。

1. アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低下し、アレルギーや刺激に対して皮膚が炎症を起こしやすくなる疾患です。
皮膚に痒みを伴う湿疹が繰り返し現れることが特徴で、良くなったり悪くなったりを周期的に繰り返します。
6か月以上症状が続くと慢性アトピー性皮膚炎と診断されます。

皮膚の状態の特徴

特徴 内容
乾燥しやすい 皮膚の水分保持力が低下し、外部刺激に敏感になります。
色素沈着が生じる場合がある 掻きむしりや長期ステロイド使用が影響することがあります。

主な湿疹の特徴

特徴 内容
出現しやすい部位 目や口の周囲、脇、腕や脚の内側などにできやすい傾向があります。
左右対称に出現する傾向 両側に同じように出ることが多いです。
慢性化による皮膚変化 赤黒く硬くなり、ザラザラした皮膚になることがあります。
掻痒感(かゆみ) 赤み・ブツブツが現れ、強いかゆみを伴います。
掻き壊しによる浸出液 強く掻いた部位から液体がにじむことがあります。
皮膚の乾燥と剥け 乾燥によって皮が剥けやすくなります。

2. アトピー肌でも医療脱毛は受けられるのか?

結論としては、皮膚の状態が安定していれば医療脱毛は受けられる可能性があります。
施術前には必ず皮膚科医や医療機関の医師と十分に相談することが重要です。

受けられる条件 内容
症状が安定している 炎症・湿疹・掻き壊しがなく、皮膚の状態が落ち着いていることが前提です。
施術部位が良好 照射予定部位に炎症・傷・感染症がないことが必要です。
主治医の許可 治療中の方は、かかりつけ医に事前相談されることが望ましいです。
医療機関での施術 医療脱毛は必ず医療機関で実施し、適切な管理のもと施術を受けましょう。

3. 医療脱毛を受けるメリット

自己処理の負担軽減

自己処理はアトピー肌に大きな負担を与えます。医療脱毛により自己処理回数が減ることで、肌への刺激が軽減される可能性があります。

自己処理方法 肌への影響
カミソリ 皮膚表面に細かい傷を作り、バリア機能が低下します。
毛抜き 毛穴の炎症や埋没毛の原因となることがあります。
除毛クリーム 成分による皮膚刺激のリスクが考えられます。

蒸れ・摩擦・乾燥による悪化の抑制

毛があることで蒸れや摩擦が起こりやすく、炎症の悪化を招くことがあります。
脱毛により通気性が良くなることで、こうした悪循環が抑制されることが期待できます。

4. 医療脱毛で肌が整う可能性も

脱毛によって自己処理の頻度が減ることで、バリア機能の負担が減少します。
蒸れ・摩擦・乾燥による悪化要因も軽減されるため、アトピー悪化のリスクを抑えやすくなる可能性があります。
医療脱毛をご検討中のアトピー肌の方は、ぜひ一度医療機関でカウンセリングをお受けください。

この記事の監修情報

VIVACE CLINIC

当院は医療レーザー脱毛専門院です。脱毛に関しての基礎知識をまとめておりますので、現在医療脱毛をお考えの方はご参考ください。

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