脱毛前に制汗剤を使用しても大丈夫ですか?

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脱毛前に制汗剤を使用しても大丈夫か

脱毛施術を控えた患者様から、「制汗剤を使っても大丈夫ですか」というご質問をいただくことがあります。
特に脇脱毛の場合、汗のニオイやべたつきが気になるため、施術前に制汗剤を使用したいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、施術前の制汗剤の使用は、肌トラブルや施術効果の低下につながるおそれがあるため、注意が必要です。
ここでは、制汗剤の成分と脱毛施術への影響、施術当日の過ごし方や施術後の使用タイミングについて、順を追ってご説明いたします。

制汗剤に含まれる成分と役割

制汗剤には、汗の量を抑える成分や、ニオイを抑える成分などが含まれています。
代表的な成分とその働きは、以下のとおりです。

成分 役割
アルミニウム塩 汗腺をふさぎ、発汗を抑える
エタノール 殺菌作用によりニオイを抑える
香料 体臭をマスキングする
防腐剤(パラベンなど) 製品の品質保持

制汗剤が脱毛施術に与える影響

制汗剤を塗布したまま施術を行うと、肌や脱毛機器への影響が懸念されます。
主な影響は以下のとおりです。

影響 説明
照射効果の低下 制汗剤の膜が光やレーザーの到達を妨げ、効果が弱まることがある
肌トラブルの可能性 アルコールや香料が刺激となり、赤みやかゆみの原因となる場合がある
熱傷のリスク 金属成分により、照射時に熱がこもる可能性がある

施術当日の制汗剤使用は避けた方がよい

施術当日は、できるだけ制汗剤の使用を避けていただくことが推奨されます。
もし、使用して来院された場合でも、施術前にふき取りが必要となりますが、完全に除去するのは難しいこともあります。
以下のような対策をとることで、不快感を軽減しつつ、肌トラブルも避けることができます。

対策 内容
制汗剤の使用を控える 当日の朝は制汗剤を塗らず、汗を拭き取る程度にとどめる
汗をこまめに拭き取る 清潔なタオルやウェットシートで対応する
パウダーで対応 どうしても気になる場合は、無添加・無香料のパウダーを使用する

施術後の制汗剤の使用にも注意が必要

脱毛施術後の肌は、一時的にバリア機能が弱くなっていることが多く、刺激を受けやすい状態です。
そのため、施術後すぐに制汗剤を使用するのは避けた方がよいとされています。
肌の状態を見ながら、以下のような点に注意して使用してください。

注意点 説明
施術当日は使用を避ける 赤みやほてりがあるうちは塗布を控える
低刺激製品を選ぶ アルコールフリー・無香料・敏感肌用の制汗剤を選ぶ
肌の様子を観察する ヒリヒリ感やかゆみがあれば、しばらく使用を見合わせる

まとめ

脱毛施術を受ける前に制汗剤を使用することは、肌や施術効果に影響を与える可能性があるため、基本的には避けていただくことが望ましいとされています。
施術当日はできる限り制汗剤の使用を控え、施術後も肌の状態をよく観察したうえで、刺激の少ない製品を選んで使用することが大切です。
不安な点がある場合は、あらかじめ施術施設のスタッフに相談されると安心です。

この記事の監修情報

VIVACE CLINIC

当院は医療レーザー脱毛専門院です。脱毛に関しての基礎知識をまとめておりますので、現在医療脱毛をお考えの方はご参考ください。

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