AGA薬で体毛が濃くなる理由
AGA治療薬のうち「ミノキシジル」は、血管拡張作用により毛包の血流を促進し、毛の成長を促す作用があります。
そのため、頭皮だけでなく腕・脚・背中・顔などの体毛にも影響が及び、濃くなる(多毛症)ことがあります。
これは特にミノキシジルを内服している方に多く見られる副作用のひとつです。
影響を受けやすい薬剤 | 濃くなる可能性がある部位 |
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ミノキシジル(内服・外用) | 顔、腕、脚、胸、腹部、背中 など |
体毛が濃くなると脱毛効果に影響する?
体毛が一時的に濃くなっても、医療脱毛の効果自体には大きな問題はありません。
むしろ、毛の密度や太さがある程度あった方が、レーザーが反応しやすく、脱毛効果が出やすいこともあります。
ただし、ミノキシジルの影響で毛が再生しやすくなるため、照射回数が通常より多くなる可能性はあります。
状態 | 脱毛効果への影響 |
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ミノキシジルにより体毛が増える | レーザーは反応しやすいが、再生力も強く回数が増えることがある |
外用薬が脱毛部位に付着 | 毛が伸びやすくなり、脱毛が進みにくくなる |
対策と注意点
AGA治療と医療脱毛を並行して行う場合は、以下の点に注意することで、安全かつ効果的な施術が可能になります。
対策 | 目的 |
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カウンセリング時に薬の種類を申告 | 体毛増加の可能性をふまえた照射計画の調整 |
ミノキシジル外用薬は脱毛部位に使用しない | 脱毛効果の低下を防ぐ |
施術間隔や回数の調整 | 毛の再生サイクルに対応しやすくなる |
まとめ「体毛の変化と向き合いながら脱毛を」
AGA治療薬のうち、特にミノキシジルを使用しているお客様は、体毛が濃くなる副作用が出ることがあります。
しかし、それによって医療脱毛が受けられないわけではありません。
むしろ、毛がしっかりしている状態はレーザーが反応しやすく、脱毛効果が出やすい傾向もあります。
大切なのは、お客様の治療状況を正しく共有し、脱毛計画を柔軟に調整することです。
気になることがあれば、いつでもご相談ください。