体毛やヒゲが濃くなり、悩み始める思春期頃に、周囲でこのような噂をお聞きしたことはありませんでしょうか?
【体毛やヒゲを剃ると、どんどん濃くなってしまう】
このような噂を聞いて、処理したくてもためらってしまっていた方は多かったと思います。
今回の記事では、その噂について、医療機関の立場から見解をお伝えできればと思っております。
現在疑問に思っていらっしゃる方は、是非ご参考くださいませ。
剃ると本当に濃くなるのか?
まずは結論からお伝えすると、【剃ることで濃くなる可能性はあります】です。
噂なので、関係ないだろうと思われる方も多いかと思いますが、これにはちゃんとした理由もあるのです。
ただし、必ずしも濃くなるわけではなく、複数の要因が絡む事で、そのように感じるケースもあり得ます。
まずはその要因を以下に【3点】ご紹介いたします。
毛が急成長していく時期である問題
中学生や高校生くらいの思春期に入りますと、体毛やヒゲが気になりだす方が多いですが、それは即ち毛が一気に成長を強める時期でもあるからです。
そのタイミングで、剃毛処理をし始めることで、剃ったことが直接の原因でなくても毛の成長期が重なったために、剃り始める前よりも剃り始めた後の方が毛が濃くなったように感じられることがあります。
剃毛後の毛の断面積
毛先は通常尖ったようになっているので、毛先に近づくほど細くなっていくものです。
毛剃りは基本毛の根元で行いますが、根元部分は毛の中でもっとも断面積が大きくなるところとなるため、剃った後に伸びてくると先端が太いままとなり、結果毛が太くなった(濃くなった)ように感じるのです。
剃毛を繰り返すことによる刺激
最後に考えられる要因としては、「毛剃りを繰り返すことによる肌への刺激」です。
まず人間の体には「超回復」現象が起きます。
例えば筋力トレーニングをした際に筋肉痛になりますよね?
自身が耐えうる以上の負荷をかけることでエネルギーが枯渇したり、筋繊維が傷つき、今まで以上の強い体になろうと、筋力が増したり筋肉の肥大化が起こったりします。
これを「超回復」と呼びますが、毛(肌)においても同様のことが言えるのではないかと考えております。
特に髭を毎日剃る方は、肌硬くなってしまったりしていませんでしょうか?
カミソリで毎日傷つけられたお肌は、以前のお肌より、さらに強くなろうと皮膚を硬化させているのではないかと思われます。
そして「毛」自体も、剃毛のたびに刺激を受ける為、こちらも以前より強くなろうと硬く太くなることも考えられます。
剃毛にて毛が太くなる可能性はあり得る
上記でご紹介してきた要因により、毛を剃る前よりも、剃った後の方が太くなる、もしくは太く見えてしまう可能性があることをお伝えしてきました。
ただ、太くなることを気にしてそのまま放置するわけにもいかないでしょう。
思春期の頃は毛が成長していく時期でもありますが、ある程度成長が落ち着いてくれば、脱毛処理をして綺麗にしてしまうことが一番の解決策となってくるでしょう。
毛剃りが面倒くさい、濃く太い毛が嫌だと思われる方は、治療効果の高い医療脱毛をお勧めいたします。
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