医療脱毛機器によって施術時間は変わる?

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医療脱毛を検討する際、「施術にどれくらい時間がかかるのか」は多くの人が気にするポイントです。
忙しい日常の中で、できるだけ短時間で終えられるかどうかは、通いやすさにも直結します。
そして実は、この施術時間は使用する医療脱毛機器によって変わることがあります。

1. 脱毛機器の種類と照射方式

医療脱毛には主に「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」など、いくつかのレーザー方式があります。これらはそれぞれ波長や肌への作用の仕方が異なり、対応できる毛質や肌質も変わります。

加えて、照射方式には「熱破壊式」と「蓄熱式」があります。

方式 出力 照射方法 施術時間 痛み 特徴
熱破壊式 高出力 1ショットずつ照射 やや長め 強く感じやすい 効果を実感しやすいが時間がかかる
蓄熱式 低出力 連続照射 比較的短時間 弱く感じやすい スピーディーで広範囲に向いている

どの方式を採用しているかによって、施術時間が短くなることもあれば、丁寧に時間をかける必要があることもあります。

2. 機器による施術時間の差

蓄熱式のダイオードレーザーを搭載した脱毛機器は、連続照射によって短時間で広い範囲の施術が可能です。全身脱毛のように面積の広い施術では特にその効果を実感しやすく、スピード重視の方に向いています。

一方、熱破壊式のアレキサンドライトレーザーやヤグレーザーは、毛根を一発でしっかりと破壊する分、丁寧に照射する必要があるため、やや時間がかかる傾向があります。ただし、濃く太い毛への効果が高く、少ない回数で満足できるケースもあります。

つまり、「施術にかかる時間」と「効果が出るまでのトータルの時間」は必ずしも比例しないのです。

3. 部位や毛質も時間に影響

脱毛する部位や毛の濃さ・太さによっても施術時間は変わります。

部位 範囲 施術時間の目安
ワキ / VIO 狭い 数分〜10分程度
腕 / 背中 / 脚全体 広い 20〜40分程度

また、毛が濃くて太い部位ほど高出力での照射が必要になるため、照射間隔を調整しながら慎重に行う必要があり、その分時間が長引くことがあります。

4. 時間だけで判断しないことが大切

短時間で終わる施術は魅力的ですが、それだけで機器を選ぶのは少し危険です。速さを重視しすぎると、照射漏れや効果のムラが出るリスクもあります。さらに、高出力によるスピード重視の施術は、肌トラブルの原因になる可能性もあるため、施術精度や肌への配慮がしっかりしているかを見極めることが重要です。

安全性・効果・通いやすさのバランスをとることが、満足度の高い医療脱毛につながります。

自分に合った機器選びをするには
脱毛機器による施術時間の差は確かにありますが、「どの機器が良いか」は人それぞれです。

お悩み・希望 おすすめの脱毛方式 理由
痛みに弱い方 蓄熱式 低出力・連続照射で痛みを感じにくい
濃くてしっかりした毛が気になる方 熱破壊式 高出力で毛根にしっかりアプローチできる
時間がない方 蓄熱式 連続照射で広範囲をスピーディーに施術できる

カウンセリング時に、使われる機器の特徴や1回あたりの施術時間についてしっかり説明を受けて、自分に合った選択をすることが大切です。

5. まとめ

医療脱毛の施術時間は、使用する機器の種類や照射方式によって大きく変わることがあります。
スピーディーに施術ができるものもあれば、時間をかけてしっかりアプローチするタイプもあります。
毛質や肌質、部位によっても最適な機器は異なるため、「速さ」だけにとらわれず、安全性や効果も含めて総合的に選ぶことが重要です。

迷ったときは、複数の機器を導入しているクリニックで相談してみると、自分に合った方法が見つかりやすくなります。

この記事の監修情報

VIVACE CLINIC

当院は医療レーザー脱毛専門院です。脱毛に関しての基礎知識をまとめておりますので、現在医療脱毛をお考えの方はご参考ください。

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