医療脱毛を数年空けて再開した場合の効果について

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医療脱毛を中断後に再開した場合の効果

医療脱毛は、毛根の成長細胞にレーザーを照射することで、毛の再生を抑えるとされている施術です。
数回にわたり定期的に施術を受けることで、毛量の減少が期待されます。
しかし、仕事や妊娠、引っ越しなど、さまざまな理由で施術を中断し、数年後に再開するケースも見られます。
その際、効果がどう変わるのかについて不安を感じる患者様も多くいらっしゃいます。

毛周期と医療脱毛の関係

毛は一定の周期で生え変わっており、これを「毛周期」と呼びます。
この毛周期は脱毛効果と深く関係しています。

成長期 毛が成長している期間で、レーザーの反応が得られやすいとされています。
退行期 毛の成長が止まり、毛根が浅くなる時期で、レーザーの影響はやや限定的とされています。
休止期 毛が抜け、次の成長期を待っている状態であり、レーザーの効果は出にくいとされています。

数年中断した場合、毛周期がリセットされ、再び生えてくる毛があることも想定されます。

中断後に起こりやすい変化

施術を中断した期間中に、毛や肌の状態に変化が見られることがあります。

毛の再生 一度減少した毛が再び生えてくることがありますが、元の状態に完全に戻るとは限りません。
毛質の変化 再生した毛が以前よりも細くなっている場合もあり、照射の反応が変わることがあります。
施術回数 中断前の効果が残っていれば、初回より少ない回数で済むこともあります。

毛質や量の変化には個人差があるため、再開時には必ず医療機関での再評価が重要です。

ホルモンバランスによる影響

中断期間中に、ホルモンバランスの変化が毛の状態に影響を与えることがあります。

妊娠・出産 ホルモンが大きく変動することで、一時的に体毛が増えることがあります。
更年期 女性ホルモンの減少により、体毛の量や質に変化が現れることがあります。
ストレスや疾患 体内バランスが乱れることで、毛周期や毛の成長に影響することがあります。

再開時には、これらの影響も踏まえたうえで施術方針を決めることが望ましいです。

再開時に確認しておきたいこと

中断後に医療脱毛を再開する際には、以下の点に留意することが大切です。

再カウンセリング 以前と肌や毛の状態が異なる可能性があるため、改めて施術内容を確認することが推奨されます。
照射設定の調整 毛質が変わっている場合、以前と同じ出力では効果が変わる可能性があります。
肌状態の確認 年齢や生活環境による肌の変化に応じた対応が必要なこともあります。

安全かつ効果的に再開するためには、個別に最適化されたプランの見直しが重要です。

まとめ

医療脱毛を数年中断した後でも、再開することで一定の効果が期待できる場合があります。
ただし、毛周期の乱れやホルモンバランスの変化によって、毛の状態や施術への反応が変わっていることもあります。
そのため、再開時には医療機関での丁寧なカウンセリングと肌状態の再評価が大切です。
患者様の体調やライフステージに合わせた柔軟な対応によって、安心して脱毛施術を続けることにつながります。

この記事の監修情報

VIVACE CLINIC

当院は医療レーザー脱毛専門院です。脱毛に関しての基礎知識をまとめておりますので、現在医療脱毛をお考えの方はご参考ください。

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