医療脱毛のレーザーの種類と効果の違い

1. 医療脱毛とは

医療脱毛とは、医療機関で行われる脱毛施術のことで、高出力のレーザーを使用して毛根にダメージを与え、毛の再生を抑制します。
医療脱毛には複数のレーザーの種類があり、それぞれの波長の特性によって効果や適応する肌質・毛質が異なります。
適切なレーザーを選ぶことで、より効果的かつ安全な脱毛が可能になります。

2. 主なレーザーの種類と特徴

医療脱毛で使用されるレーザーには、主に以下の3種類があります。

レーザーの種類	波長 (nm)	特徴	適した毛質・肌質	痛み
アレキサンドライトレーザー	755	・メラニン色素への吸収率が高く、黒い毛に高い効果を発揮・産毛や細い毛にも効果が期待できる・照射範囲が広く、広範囲の施術に適している	・色白〜普通肌・産毛や細い毛、黒い毛	比較的少ない
ダイオードレーザー	800〜940	・幅広い毛質・肌質に対応・毛根だけでなくバルジ領域にも作用し、成長期以外の毛にもアプローチ可能・連続照射が可能で施術時間が短縮できる	・すべての肌質に対応可能（日焼け肌・色黒肌も可）・産毛から太い毛まで対応	比較的少ない
ヤグレーザー	1064	・皮膚の奥深くまで到達し、剛毛や深い毛根に効果的・メラニン色素への吸収率が低く、色黒肌や日焼け肌にも対応可能・熱エネルギーが深部に届くため、ヒゲやVIOに適している	・色黒肌や日焼け肌も対応可能・剛毛や深い毛根（ヒゲ、VIOなど）	やや強い

3. 3波長の医療脱毛機のメリット

当院ではアレキサンドライトレーザー（755nm）、ダイオードレーザー（800〜940nm）、ヤグレーザー（1064nm）の3波長を兼ね備えた医療脱毛機を使用しています。これは、それぞれの波長の特性を生かして、より幅広い毛質・肌質に対応できる点が大きなメリットです。

メリット	詳細
効果のバランスが良い	異なる波長を組み合わせることで、産毛・細い毛から剛毛まで、すべての毛質に高い脱毛効果を発揮できます。
肌色に関係なく施術が可能	色白肌から色黒肌まで、さまざまな肌質の人に対応できるため、安全性が向上します。
部位ごとに適切なアプローチが可能	・顔や腕などの産毛にはアレキサンドライトレーザー・全身脱毛にはダイオードレーザー・VIOやヒゲなどの剛毛にはヤグレーザー各部位に最適な波長を組み合わせることで、より効率的な脱毛が可能になります。
痛みの軽減	冷却機能を備えた脱毛機を使用することで、痛みを最小限に抑えながら施術を受けられます。

4. 医療脱毛を受ける際のポイント

ポイント	詳細
毛周期を考慮した施術スケジュール	医療脱毛は毛の成長周期に合わせて複数回施術を受ける必要があります。一般的に、1.5〜2ヶ月ごとに5〜8回の施術を推奨しています。
日焼け対策	日焼けした肌は火傷のリスクが高まるため、脱毛期間中は日焼け対策を徹底することが重要です。
施術前後のスキンケア	脱毛後の肌は敏感になるため、保湿をしっかり行い、刺激の強いスキンケアは避けるようにしましょう。

5. まとめ

医療脱毛のレーザーには、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。
当院では、これら3波長を組み合わせた医療脱毛機を使用することで、すべての毛質・肌質に対応し、より効果的で安全な脱毛を提供しています。
部位ごとに最適な波長を使い分けることで、高い脱毛効果と快適な施術が可能になります。