【ピル服用中】でも医療脱毛の施術は可能なのか?

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ピルと脱毛

 現在、婦人科系のお薬である、「ピル」を飲んでいる方は多いと思います。
 そんな方でも実際に医療脱毛を受ける事が出来るのか、またどんなリスクが考えられるのか詳しく解説していこうと思います。

「ピル」とは?

 ピルとは経口避妊薬として知られており、成分としては『卵胞ホルモン』・『黄体ホルモン』の2つからなります。
 これらの女性ホルモンの作用を利用して、妊娠を防ぐ事が出来ます。
 また、多くの女性が悩んでいるとされる【生理不順】をコントロールする事が出来たり、生理時の症状などを緩和するメリットがあります。
 その他にも、月経血量の減少による貧血改善・子宮内膜症の予防と改善・月経前症状(PMS)軽減・にきびや多毛などの改善等に使用されています。
 副作用としては、血栓症(血液が固まり、血管を詰まらせる)によるリスクは少なからずありますが、確率的に高いものではありません。

「ピル」服用中でも医療脱毛を受けることは可能か?

 上記でご説明した通り、排卵を抑えたり、生理周期を整えたりといった効果のある低用量ピルを服用されている方でも【原則的には施術は可能】となっております。
理由としては、低用量ピルが医療脱毛の効果に影響する事はほとんど無いと考えられています。
 ですが、ピルによるホルモンバランスが変化する事によって起こる、色素沈着などの肌トラブルは起こる可能性があると言われています。

「ピル」服用中に医療脱毛の施術を受けた際の、考えられる影響とは?

 実際に、ピルを服用した後に施術を受ける場合、どのような影響が考えられるかを以下に挙げていきます。

①肌トラブルが起こりやすい

 照射後に、肌の赤みやヒリヒリする感じは、症状が酷くなければ、レーザー照射後の正常な反応と考えて問題はありません。
 ですが、ピルを内服されている場合には、ピルの副作用で肌荒れが起こりやすく、医療脱毛をする際にも赤みや毛嚢炎が生じるリスクは出てきます。
 毛嚢炎に関しては、毛穴にブドウ球菌が感染して出来るニキビによく似たブツブツで、レーザー照射後に肌のバリア機能が低下した際に起こりますが、ほとんどの場合は肌を清潔に保てば数日で症状は改善されます。

②痛みを感じやすい

   
 ピルを服用中は、ホルモンバランスの変化に伴い、痛みを感じやすくなる可能性があります。
 理由として、女性ホルモンの1つで『プロゲステロン』が増加すると、肌が敏感になって刺激を感じやすくなる事があるためです。
 また、『プロゲステロン』は生理前に分泌が増えるホルモンなため、生理前の脱毛施術時に痛みを感じやすくなる事もあります。

 ③色素沈着が生じる可能性も

 
 ピル服用中の脱毛施術は、肌に色素沈着が生じるリスクがやや高まると言われており、理由は2つ挙げられます。
 1つ目は、ピルを服用している際は、ホルモンバランスの変化によって、色素沈着を起こしやすくなる場合があるという事と、
 2つ目は、医療脱毛を受けるにあたっても、<炎症後色素沈着>を起こすリスクがあるという事です。
 レーザー脱毛は、メラニン(黒色)に反応するレーザーを当て、熱で毛を生やす組織を破壊し、毛が抜けていくというメカニズムです。
 その際に肌に炎症が起こったことにより、その後<色素沈着>が現れる事があります。
 多くの場合、肌のターンオーバーによって徐々に薄くなっていきます(数か月~1年程度)。

「ピル」に関する噂について

 ピルに関するご質問としてよく頂くご質問が、
 「ピルを服用していたら、脱毛効果は弱まるのですか?」
 というものがありますが、答えとしては「いいえ」になります。
 ピルを内服しているからといって、直接的に脱毛効果を弱めてしまう事はありせん。
 ですが、ピルを内服していると、毛の生え変わるサイクルが整ってきます。
そのため、毛が伸びるのが早くなった・毛が多くなったと感じられる事はあるかもしれません。
 しかし、ピルに増毛作用はありませんので、ご安心下さい。

 また、以下のご質問も多く聞かれますので、ご回答させていただきます。

「ピルを内服していると、硬毛化・増毛化が起こるのですか?」
 
 上記でご説明した通り、ピルを内服する事によって、毛が多くなると間違った認識をしてしまい、ピル内服中には硬毛化・増毛化のリスクが高くなるのではと心配される方も多くいらっしゃると思います。
 しかし、正確に言うとピル自体に毛を増やす作用はありません。
 また、【硬毛化・増毛化】に関しては、脱毛をする上でのリスクの1つであり、誰にでも起こりえる可能性があります。
  

「ピル」を服用している場合の注意点

低容量のピルであれば服用していても脱毛可能とお伝えしてきましたが、念の為以下に注意点もお伝えさせていただきます。

カウンセリング時に医師に相談する

 ピルを服用中であれば、脱毛前のカウンセリングの際に医師やスタッフに申告しましょう。
 その際の診察などで、自分が不安に思っていることや、心配に思っていること等を相談していきましょう。
 そうする事によって、自分が施術を受ける際に不安なく受ける事が出来ます。

痛みを緩和する方法を選択肢に入れておく

  
 ピルを服用していると、痛みを強く感じる事があるという事については、上記でご説明した通りです。
 特にご自分で「私は痛みに弱い」と自覚がある方は、脱毛時に痛みを緩和できる麻酔使用を考えておきましょう。
 麻酔とは、脱毛クリニックで使われている物は麻酔クリームになります。
 麻酔クリームを使用する事で、施術がスムーズに進める事ができ、苦痛も少なく済みます。

ピルを服用しながら脱毛を検討するときは【医療脱毛】がおすすめ

 ピル服用中の施術は、一般的に脱毛施術の刺激による影響から、肌トラブルを起こしやすく、また痛みを感じやすいと言われています。
 医療脱毛であれば、医師や看護師が常駐しておりますので、万が一の肌トラブルの際にはすぐに対処が可能となっております。
 また、痛みがある際にも、麻酔クリームを使用する事が出来るのは大変大きなメリットと言えるでしょう。
 ここまでの記事を読んで頂いた中で少しでも【医療脱毛】のご興味がおありでしたら、是非当院のカウンセリングにお越しくださいませ。

この記事の監修情報

VIVACE CLINIC

当院は医療レーザー脱毛専門院です。脱毛に関しての基礎知識をまとめておりますので、現在医療脱毛をお考えの方はご参考ください。

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