医療脱毛のレーザーは骨や内臓に影響しますか?

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医療脱毛のレーザーは骨や内臓に届くのか

医療脱毛に使用されるレーザーは、皮膚表面から数ミリ〜数センチの深さにある毛包をターゲットとしています。
レーザー光は特定の波長で照射されるため、到達範囲は限られており、体の奥にある骨や内臓にまで届くことはないとされています。
とはいえ、レーザーは高出力の光エネルギーであるため、照射部位の皮膚や皮下組織に一時的な熱刺激が加わることがあります。
そのため、既往歴がある方やインプラントが入っている方は、事前に医師へ相談することが勧められます。

使用される主なレーザーと到達深度

医療脱毛で使われる代表的なレーザーには、それぞれ波長と到達深度の特徴があります。
以下の表に、代表的なレーザーの種類とその特性をまとめています。

レーザーの種類 特徴
アレキサンドライトレーザー(755nm) 浅い層に作用し、色白の患者様に適している。
ダイオードレーザー(800〜940nm) やや深部に届き、幅広い肌質に対応可能。
ヤグレーザー(1064nm) 深部まで届くが、毛包付近に作用が限定される。

骨や内臓への影響はあるのか

レーザーのエネルギーは、皮膚から数ミリ〜数センチ程度の深さに限定されており、それ以上の深部組織には届かないと考えられています。
骨や内臓は皮膚表面からかなり奥に位置しているため、医療脱毛による直接的な影響は起こりにくいとされています。
ただし、体内に金属やインプラントがある場合には、熱伝導によって違和感が出ることがあるため、事前の申告が重要です。
また、妊娠中や自己免疫疾患など、体調に影響する要素がある場合には、施術を控えるか医師の判断を仰ぐ必要があります。

安全に施術を受けるための確認ポイント

安心して施術を受けるためには、患者様自身が体調や既往歴をきちんと把握し、医療機関と共有することが大切です。
以下のようなポイントを事前に確認しておくと良いでしょう。

確認項目 理由
インプラントや金属が体内にある 熱伝導によって局所に違和感を感じる場合がある。
妊娠中または妊娠の可能性がある ホルモン変化による肌トラブルのリスクを避けるため。
皮膚疾患や自己免疫疾患がある 炎症反応やトラブルを避けるため、医師の判断が必要。

まとめ

医療脱毛で使用されるレーザーは、皮膚の毛包に作用するよう設計されており、骨や内臓までエネルギーが到達することはありません。
ただし、患者様の体調や体内の状態によっては、照射部位に違和感が出る可能性もあるため、必ず医師の問診を受け、必要に応じて相談したうえで施術を受けることが大切です。

この記事の監修情報

VIVACE CLINIC

当院は医療レーザー脱毛専門院です。脱毛に関しての基礎知識をまとめておりますので、現在医療脱毛をお考えの方はご参考ください。

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