医療脱毛機で効果が出やすい部位・出にくい部位とは?3波長で解決できる理由

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医療脱毛機器によって効果に差が出る部位と、その理由とは?

医療脱毛は、毛根にレーザーの熱エネルギーを与えて破壊することで、毛の再生を抑制する医療行為です。
しかし、実際に脱毛を受けた方の中には、
「腕や足はすぐ効果が出たけど、顔や背中はなかなか減らない」と感じた経験があるかもしれません。
これは、医療脱毛機器の種類と、照射する部位の毛質・肌質によって効果に差が出るためです。

1. 医療脱毛が得意とする「効果の高い部位」

医療レーザー脱毛は、メラニン(黒い色素)に反応して毛根に熱を届ける仕組みです。
そのため、太くて濃い毛が多い部位では特に高い効果が期待できます。

効果が高い部位
ワキ
VIO(特にVライン)
ヒゲ(男性)
すね毛(男性)

これらの部位は、毛が太く、メラニン量が多いため、
レーザーの熱がしっかりと毛根に届きやすく、脱毛効果も比較的早く現れます。

2. 医療脱毛が苦手とされる「効果が出にくい部位」

一方で、毛が細い・薄い部位や、毛がまばらに生えている部位、色素が薄い産毛の多い箇所では、効果が出にくいことがあります。

効果が出にくい部位
背中
うなじ
顔(特に頬・額)
上腕や太ももの内側

これらの部位は、産毛が多く、毛根のメラニン量が少ないため、
レーザーのエネルギーが毛根に届きにくく、効果が実感できるまでに回数を要する傾向があります。
また、皮膚が薄い部位も多いため、出力を上げづらいという点でもハードルがあります。

3. 波長の違いが効果に影響する理由

医療脱毛レーザーには、主に以下の3種類の波長があります。

レーザーの種類 特徴
アレキサンドライトレーザー(755nm) 色白肌向き、太くて濃い毛に高い効果
ダイオードレーザー(800~810nm) バランス型で幅広い毛質・肌質に対応
ヤグレーザー(1064nm) 色黒肌・深い毛根に対応、ヒゲやVIOにも有効

1種類の波長しか出せない機器では、得意とする毛質や肌質が限られてしまいます。
そのため、苦手な部位では十分な効果が得られないこともあります。

4. 3波長同時照射で、すべての部位に効果を発揮

このような「部位によって効果に差が出る」という課題を解決するのが、
3波長同時照射型の脱毛機器です。

1ショットでアレキサンドライト・ダイオード・ヤグの3種類の波長を同時に照射することで、以下のようなメリットが生まれます。

3波長同時照射のメリット
太い毛から細い毛、浅い毛根から深い毛根まで幅広く対応
産毛の多い背中や顔にも安定した効果が期待できる
肌質や色味の違いによる効果差を軽減
部位ごとに機器を変える必要がなく、施術時間も短縮

つまり、3波長対応機器を導入しているクリニックでは、部位に関係なく安定した脱毛効果を提供することが可能です。

まとめ

医療脱毛は、使用する機器の特性と照射部位の毛質・肌質の相性によって効果が異なります。
太く濃い毛には早く効果が出やすい一方、産毛の多い部位や色素が少ない毛は、効果が出るまでに時間がかかる傾向があります。

しかし、3波長を同時に照射できる医療脱毛機器を使用すれば、あらゆる毛質・部位に対応でき、
これまで効果が出にくかった箇所でも満足度の高い結果が得られるでしょう。

この記事の監修情報

VIVACE CLINIC

当院は医療レーザー脱毛専門院です。脱毛に関しての基礎知識をまとめておりますので、現在医療脱毛をお考えの方はご参考ください。

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